rock @ heart ではない。おじさんコーラス

仕事上の付き合いでおじさんコーラスのコンサートを見に行った。
内容はback to the '60といった具合で知っている曲はほとんどなく、退屈極まりなかった。
椅子の座り心地が良かったこともあり、寝てしまった。
当然、体がビクッとして起きて気恥ずかしかった。


休憩を挟んでガッチリ2時間以上拘束されてしまった。
久しぶりにこう思った。


僕の日曜日を返してください。


これも仕事だから仕方ないと無理矢理に納得することにした。


そのコーラス団は某有名大学のコーラスサークルのOBたちによるもので、壇上で気持ち良さそうに、時にはコミカルな小芝居を混ぜながら歌っているおじさんたちは社会の上層部に食い込んでいる人、もしくは過去そうであった人が大半なのだろうということは容易に想像できた。
決してうまいとは言えない合唱の上、どこかで宣伝されているわけでも無いこのコンサート。にも関わらず500人以上の客席は満席近く埋まっていた。


そういうことですか、はい。
会場の様子はなんだか異様に思えた。


会場のあちこちで、着飾ったセレブ風なご家族の奥様が、
「お久しぶりです〜」
なんて言い合っている。知り合いばかりなのだ。某大学のOB会はその結束の強さが有名だが、それを肌で感じ、こういう一団に日本が動かされているのかと想像してしまうとゾッとした。
でも、自分がその一員だったら、とても気持ちいいのだろうとも思ってしまった。